幻の街、「キラク」を訪ねる旅はいかが?

北海道・野付半島の先端にかつてあった幻の街

北海道の道東・標津町と別海町にまたがる海岸に、28kmに渡る日本で最大の「砂嘴(さし)」、野付半島があります。この野付半島に、かつて「キラク」と呼ばれる幻の街があったことをご存知でしょうか?

「キラク」は、およそ200年前の江戸時代後期ごろに野付半島の先端に作られたといわれる町で、明治のはじめ頃になぜか忽然と姿を消してしまった町です。「キラク」は歓楽街で、遊郭や武家屋敷が立ち並び道路は敷石で整備されていたと言われていますが、当時のこの地方のことを記した文書などには一切の記述がなく、地元の古老たちの間でその存在が伝えられているだけの「幻の街」なのです。

大自然の中で幻の街に思いを馳せる

「キラク」がなぜ姿を消してしまったのかなどについては、まだ分っていません。しかし、かつてキラクがあったと言われる場所からは、敷石で舗装された道路の跡や沢山の生活用具などが発見されており、実際になんらかの街があったことは間違いないようです。2015年には、演歌歌手の新沼賢治によってキラクを題材にした歌が発表されるなど、近年になってこの謎の街は再び注目を浴びつつあります。

現在では、野付半島は途中の「野付半島ネイチャーセンター」のあたりで行き止まりのため、実際にキラクのあった場所までは訪れることはできません。しかし野付半島には多くの自然が残されており、「トドワラ」を始めとしたさまざまなスポットが他にもあります。道東へお越しの際には、ぜひ「幻の街」へ思いを馳せて見られてはいかがでしょうか。

冬になったら草津行きのタビマスターズを見つけてたびに出ましょう。